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ウクライナ

 ウクライナ空軍は21日、ロシアが同国南部カスピ海沿岸のアストラハン近くの施設からウクライナ中部の産業都市ドニプロに向け、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した、と発表した。被害などについては明らかにしていない。核弾頭を搭載可能なICBMが実戦で使われるのは極めて異例だ。

 空軍の発表によると、ドニプロは同日午前5時から同7時にかけて、ICBMのほか、戦闘機から発射される極超音速兵器「キンジャル」や、戦略爆撃機から発射される射程4千メートルの巡航ミサイルなどによる攻撃を受けた。ウクライナ軍は6発の巡航ミサイルを撃墜したとし、「その他のミサイルについても重大な被害はない」としている。

 ウクライナのメディア「ウクライナ・プラウダ」は、ICBMは欧米側で「SS-X31」と呼ばれる「RS26 ルベシ」だと伝えた。空軍はメディアに対して、防空関連の情報を慎重に扱うよう要請しているという。

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